1日目(5/21)高原温泉さらさでキャンプを楽しむテントを横目に大谷山登山口をスタートした。途中、ワラビを摘みつつ(夕食の一品として活用)展望台までゆっくり進み、さらに寒風に到着、そこで昼食休憩とした。寒風からは眺望が拓け、琵琶湖を望む景色が素晴らしい稜線歩きとなり、大谷山に到着した。登山者も少なく、寒風で出会ったトレランの男性はトレーニングで「さらさ~大谷山」間を2往復すると聞き驚いた。水場の不安が足並みを急かすものの、艶のある葉に薄紅色の美しい花オオイワカガミが現れると思わず撮影。抜土付近の水場は湧き水ではなく沢の水であったが、これを約15L採取し、6人で分担して急斜面をゆっくり登った。当初テント場に予定した近江坂分岐付近は場所が狭く、さらに大御影山方向へ登った最初のピークの広場をテント場として決定した。テント泊経験者の指示の元、全員で手分けしてテント設営、テント脇で豚鍋コース〆雑炊卵とじの夕食を楽しんだ(完食)。その後、ぽつぽつと雨模様となり夕食の道具などを撤収し、19:30に就寝した。
2日目(5/22)4時起床。夜中のテントの雨音が気掛かりであったが、雨も上がり3時過ぎ鳥の鳴き声でホッとする。テント内はザックも水分が含んだ感じでマットの下も少し濡れていた。手早く朝食を取った後、雨に濡れたテントを軽く拭き、ペグやポールなども確認しつつテントを協力して撤収した。美しいブナ林を進み大御影山を越え、大日尾根を通過してさらにアップダウンの繰り返しを経て三重嶽手前の分岐に到着、ザックを置いてトレイル最高峰の三重嶽にピストンした。途中、雪渓が残っている場所を発見したため、ルートをショートカットしてそこを通過することに。緊張しつつもちょっとした雪上歩行の訓練となった。琵琶湖、若狭湾を横目にぶな尾根を進み、最後のピーク武奈ヶ岳を超えた後は急斜面や足場が悪いルートを慎重に下り、水坂峠に無事到着した。
コースリーダー、時間配分最高でした。参加者、地図読みと自前テント、ありがとうございます。
参加者より:「楽しい山行で鍋が美味しかった」「足の痛みはたっぷり残っている」「皆さんと一緒だと歩けた」「縦走が自信になりました」など。前向きな感想に感謝です。次回へと繋いでほしいです。
黄色テープ:分水嶺高島トレイル、ピンクテープ:若狭路美浜トレイル。
歩荷、地図読み、天気読みも重要です。(リーダー記)